2023関東オープン武専

合掌 5月21日日曜日に、なんと6年ぶり???の関東武専(指導者講習会)が開催されました!!

今回は、関東圏各地区の道院長、所属拳士約400名弱が集い、交流親睦を深め、互いに自己研鑽、修行に励みました。
また宗昂馬代表、元少林寺拳法連盟会長 川島一浩先生をはじめ、開祖直々にご指導を受けられた西陣道院 牧野清先生、宇和島道院 濱田宏行先生が派遣講師としてご参加され、とても有意義な時間を過ごすことができました。

全体講義は、宗師家の『夢、目標、目的』のお話でした。
今話題のchatGPTでの『今後、少林寺拳法が発展していくためには?』から始まり、少林寺拳法の社会的存在意義とは何か?
鹿児島の特攻平和記念館での、ある兵士が残した戦後の日本の行く末を想った遺書の紹介など。戦後、開祖が抱いた祖国復興、平和で物資豊かな日本・世界の未来。そのためには、社会に貢献できる立派な志を持ったリーダーを一人でも多く作ることにあると悟り、『人づくりによる国づくり』の手段、教育システムとしての少林寺拳法を創設。ロシアによるウクライナ進行しかり、結局、昔も今も人の上に立って導くリーダーの善し悪しにより、国の方向性は左右されてしまう。このようなことにならないよう、今後も少林寺拳法は単なる武道・スポーツに留まらず、適正な判断(自己確立、自他共楽)をできる人間の育成を目標とし、心身一如、自らを磨くことを忘れないように!と。多分!?(笑)。

基本修練では、川島先生による、運歩法・運用法を意識した、実践的な対処、反撃の仕方を中心に修練しました。
少林寺拳法の600近くある技も瞬時に出せないと、意味のないものになってしまうので、そうならないためにも日々の修練から、アウトプットを行うことが大事である。
また副次的効果として、身体を温める、有酸素運動として心肺機能を高めるなどの効果も期待でき、ひいては健康増進にも繋げようという試みでありました。
これは反復練習することで、体幹トレーニングにもなり、リズム感を養う上でも積極的に取り入れていきたい形式でありました。
まぁ歳をとると、徐々に瞬発力、持久力共に大分落ちてきますが、それを維持するために大人はもちろん、子供たちの体力向上目的にも楽しく取り入れられそうです!

午後のグループ修練はいつものようにテーマごとに分かれ、オープン武専では経絡経穴(秘孔)等の専門的な知識を学べる機会もありました。
通常クラスも普段接することのない他県の先生方の技を目の前で見、学べるチャンスでもあり、自分と比較する良い機会になりました!!

今後はこの学びを道院(道場)の修練にどう活かし、伝えていくかが自分への課題であります。以上
結手再拝